クロノグラフ

 クロノグラフが好きです。と言っても、分からない人の方が多いですよね。
クロノグラフというのは何かと言えば、ストップウォッチ表示機能を備えた時計、という定義になるのでしょう。しかし、私が言いたいのはそういう事ではありません。皆さんにも、忘れられない記念の日・記念の時間というものがありますよね。時間という概念があるから、そこに人生の記念碑を立て、区切りを付けることができるのです。
 話は変わって、私の仕事においても時計は欠かせないものです。
患者さんの脈を計る、午前午後の外来の間の僅かな時間を縫って往診に行く、自宅で老衰で亡くなられた方の死亡確認時刻を決定する、などなど…。ですから、私にとって時計とは公私共に大事なものです。加えて、もともと飛行機(ジェット機)好きなものですから、昔から飛行機乗りが計器の1つとして使っていた名残りを残すクロノグラフは、ツボにはまったと言うか、とにかく大好きなのです。
 調べ始めれば終りのない時計の世界。例えば、クロノメーターという定義があります。これは、スイス公認クロノメーター協会(COSC)の実施する、15日間・5姿勢・3つの温度下で行われる精度試験に合格した、高精度時計の事を言います。実は、普通のクォーツ時計(水晶に電流を流すと一定リズムで振動することを利用した、日本お得意の方式)では、温度差に弱い為、クロノメーターは取得できないのです。極小のゼンマイ・振り子・歯車・ネジのみで駆動する自動巻き時計がクロノメーターを取得できて、最新で最も普及しているクォーツ時計が取得できないなんて、皮肉ですよね。しかし、それ以上に、ゼンマイ時計という、職人さんが組んだ伝統工芸品がここまでやるか、という畏敬の念を新たにし、また好きになってしまうのです。


 2008年4月現在でのブライトリング最大モデル、スーパーアベンジャー。迫力の直径48.4mm。すでに限界に近い大きさです。
キャリバー13。クロノメーター。
   スウォッチ・アイロニーシリーズのクロノグラフ・レトログラード・はやりのデカ厚で直径41mm。クウォーツ。スウォッチは、お手頃値段でトレンドを楽しめるので好きですね。


スーパーアべンジャーを左手に装着すると、このよう
に手首の大きさギリギリいっぱいです。腕時計の大き
さは今後も巨大化を続け、50mm超えをしてしまうので
しょうか?
     
タグ・ホイヤー社のカレラ・オートマティック・クロノグラフ・タキメーター。1950年代の名門レース『ラ・カレラ・パンアメリカーナ・メヒコ』にちなんだモデル。カレラというのはレーシングの意。少し懐かしい顔に、趣がありますね。直径41mm、キャリバー16。

スウォッチの、アイロニーシリーズのクロノグラフ・タキメーター。私は、なぜか外国の免税店に行くとスウォッチが目に付いてしまいます。サイパン職員旅行に行った時に衝動買い。こういうモノに細かい事を言う必要もなく、カッコイイので日焼けをした時に付けたいですね。

F−1ロゴを文字盤に冠した世界初の公式時計、ジャケ・レマンF1シリーズのクロノグラフ、F5006Hタイプ。カーボンファイバー・チタン・カウチョックゴムと、F1素材がふんだんに使われているのが良いですね。私はこれをつけて日本グランプリに行きます。直径36mm。クォーツ。

蘇原医院のCIカラーであるイエローの文字盤に惹かれて買ってしまったクロノ・アベンジャーM1。
水深1000mで使用できるクロノグラフという変り種。ブライトリングなのに温度補正スーパークォーツという所がハズしています。直径44mm。クロノメーター。

タグ・ホイヤー・プロフェッショナルシリーズのパイロットクロノグラフです。ちょっとタグ・ホイヤーのイメージとはかけ離れた顔立ちで変わっていますが、そこが気に入りました。航空計算尺の使い方は、なかなか難しいです。直径42mm。クォーツ。

スウォッチ・アイロニーシリーズのクロノグラフ版です
2万円くらいの値段で、この精悍な顔立ち。もうそれだけで許せます。裏側の電池ボックスの蓋が、10円玉で開けられるのには笑えますね。

1990年から愛用しているブライトリング、初期型クロノマット。医大生の時から毎日使っていたので、愛着ひとしおです。直径37mmというのは、今では小ぶりですね。パワフルなエンジン、キャリバー13搭載。もちろんクロノメーター。

私の父が、昭和40年代にハワイに行って購入したオメガ・シーマスター。父の机に眠っていたので、もらいました。ネジを巻いてみると、結構正確に動くので驚きます。この時計、酒もタバコも含め、体に良くない事は一切やらない父とイメージが重なります。
やはり 物選びには、その人の人格が出ますね。